「日本の家は寒すぎる」
元日の朝日新聞にこのようなタイトルの記事が掲載されていました。世界保健機構(WHO)が人の健康を守るうえで冬の最低室温18℃を推奨しているとのこと。ある調査によると最低室温18℃を超えている都道府県は北海道、新潟、千葉、神奈川の4道県で最も低かった香川と北海道では7度近い差があるそう。
最低室温と血圧には関連性があり、室温が低いと血圧が高くなるそうだ。特に最高血圧は朝の室温に影響を受けやすく、室温の低下が高齢者の血圧上昇をもたらし、脳卒中、心筋梗塞、心不全のリスクを増加させる。
室温を保つためには暖房をすればよいのだが、断熱性能が低いと暖房を停止させたとたんに熱が外部にどんどん放出することになりすぐ室温が下がってしまうために高い断熱性能が必要になってきます。もちろん光熱費を節約するためにも。住まいの省エネ性能向上の目的は脱炭素社会に主眼を置かれていますが、健康についてもとても重要なことなのです。