世界に誇る技術
光触媒の仕組みは日本で発見、開発された世界に誇る技術です。
少し専門的な話になりますが、酸化チタンという金属に光を当てると、空気中の酸素と水が活性化します。その際に起きるエネルギーが抗菌、抗ウイルス、防カビ、脱臭などに効果があり、その寿命は半永久的だと言われ、経済的な面においても優れものなのです。
光触媒を用いた技術は年々進化しており、今日では住宅の内外装、病院、老人福祉施設、体育館、幼稚園、商業施設、公共交通機関など、非常に幅広く多くの場所で採用され、用途は限りなく広がっていくものと思います。
光触媒の塗料化
私の仲間である丸武産業の内田武平社長に聞いてみました。彼は業界のパイオニア的存在で、この道20年以上です。多くの業者が光触媒を取り扱ってきましたが、なかなか結果が出ず、撤退した会社も少なくありません。
新しい技術というのは、すぐには社会から認められないのが現実です。彼は学者でもなく研究者でもないのですが、絶えず人一倍勉強し、実践の数を積み重ねてきました。一番難しかったのは、この技術を安価で施工し確実に結果を出すこと、光触媒の塗料化と吹き付けの高度な技術の確実な実践だったと言います。
社会的信用は施工結果
15年ほど前に光触媒が採用されたある施設を訪れ、施設長とお話しした際、非常に高く評価していたことを覚えています。内田社長いわく「常にお客さまの口コミが一番であり、結果を出すことが社会的信用を得ること。会社の大小は関係ないのです」。今年73歳になられましたが、研究を重ね、毎日現場に出向いて自ら施工の指揮を執られています。
私の家も彼に光触媒の施工を依頼し、お客さまから空気がおいしい、空気がきれいと絶賛されています。私は仕事柄多くの技術者とお会いする機会がありますが、その中でも彼は特別な存在です。